ファスフォードテクノロジ株式会社様の導入事例

ファスフォードテクノロジ株式会社

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ファスフォード株式会社は、半導体製造装置の中でダイボンド工程装置の開発、製造および提供を行なっています。メモリ IC の組立では世界トップシェアの同社は、製造関係の図面データや在庫データなど、業務に欠かせない多くのデータの BCP 対策や継続的なバックアップに課題を抱えていました。 現在はサーバ 5台、合計 13TB を冗長化されたクラウドへバックアップすることにより、従来の課題を解決しています。

導入前の課題

同社は 2015年に株式会社日立ハイテクインスツルメンツのボンディング装置事業部門新会社が分社化し、新設されました。新会社の設立以前は、他の事業所へバックアップを行うことで、BCP 対策を実施していました。

「以前の運用では、他の拠点へバックアップを行なっていたので、冗長化は行われていましたが、課題がありました。 前の運用ではトラフィックが混雑してタイムアウトすることが多く、継続したバックアップが行われていなかったのです。毎日夜間に1度行なっていたのですが、成功するのは 1週間に 1回でした。」

またバックアップ動作自体は自動化されていましたが、日々の運用の手間も発生していました。

「月に数回、エラーが発生していました。普段は 20分ほどで解決していましたが、長い時は、エラーの調査や復旧に 1時間ほどかかってしまいます。1時間もかかるのは月に1回か、数ヶ月に1回あるくらいでしたが、手間が発生することに変わりはありません。」

バックアップの検討

同社では 2015年の新会社発足に伴い、従来行なっていた他事業所へのバックアップの代替案を用意する必要が出てきました。社外へのバックアップは必須だったため、下記の点を最低必須要件とし、クラウドバックアップの選定を始めました。
・近郊以外の冗長化された場所にバックアップが取れる
・費用が適切である

「遠隔地バックアップができるサービスをウェブから探し、候補を 10 か 20 ほどあげました。ですが、価格が安いものはバックアップ先が冗長化されていないなど、信頼性に不安がありました。一方、冗長化などが完備されているサービスは高額になりすぎてしまいました。結果、どれも試用するまでには至りませんでした。その中で、ホームページで検索して見つけた BackStore by Phoenix のみが要件を満たしていました。」

Phoenix が条件に見合うと判断した同社は、無料試用で実際の使い勝手を検証しました。

「主に重視したのは、回線を圧迫しないか、エラーが起きないか、ということでしたが、どちらも問題ありませんでした。特に前の運用ではエラーのたびに確認の手間が発生していましたが、試用中は一度もエラーがなく、継続してバックアップを行うことができました。 復元も試しましたが、web からファイルを選ぶだけなので、手間なく行うことができました。」

実際の導入

同社ではファイルサーバ、Oracle データベースサーバなど、合計 5台の二次バックアップとして Phoenix を利用しています。

「想像よりも簡単に導入することができました。バックアップの初期設定や導入は、インフラ担当が1人で全て行いましたが、スムーズに行えました。」

日々のバックアップ運用も大きく変わりました。

「以前と比べると、非常に楽になりました。運用としては、バックアップが正常に終了したかどうか、自動で通知されるメールを確認するだけです。今の所、管理コンソールを開く必要も殆どありません。」

また従来は保護できなかったデータも、Phoenix では守ることができるようになりました。

「以前の運用では、一部の CAD データは差分容量が重すぎて、他のデータのバックアップに影響を与える恐れがあることから、バックアップ対象から外していました。ですが現在、Phoenix では問題なくバックアップできています。」

さらに、バックアップの効率性も向上しています。

「グローバル重複排除を行い、変更のあったデータブロックのみをクラウドへバックアップするため、以前では1週間に1度しか完了しなかったバックアップが、今では数分程度、長くても 5時間ほどで完了しています。 また現在ローカルでは 13TB ほどのデータをバックアップ対象に選択していますが、実際にクラウドへ保存されているのは 4TB ほどです。」

また同社の社内環境に合わせて、バックアップの設定を柔軟に変更しています。

「社内のトラフィックなどに影響を与えないよう、バックアップに使用する帯域は少なく設定しています。また、5台のサーババックアップも時間をずらして動作するように設定しています。 これらの細かい設定も全て Web 上の管理コンソールから簡単に行うことが可能です。」

今後の展開

同社では、今後さらにクラウド化を進めていく予定です。

「復旧をより容易にするために、自社のシステムをクラウドへ移行することを検討しています。また一部のシステムを仮想化し、そのバックアップを Phoenix で行うことも考えています。仮想であれば、Phoenix の機能で AWS 上にディザスタリカバリ環境を構築することが可能ですが、その活用も合わせて検討していきます。」

会社概要

ファスフォードテクノロジ株式会社 会社概要
社名: ファスフォードテクノロジ株式会社
本社: 山梨県南アルプス市下今諏訪610-5
代表者: 富士原 秀人
設立: 2015年3月16日
事業内容: 製造業
HP: http://www.fasford-tech.com/