【ランサムウェア】マディソン郡がランサムウェアの被害に、身代金も支払い済み

こんにちは、BackStore チームです。

先日新しい大統領が誕生しまして、期待と不安と恐怖が渦巻いておりますが、いかがおすごしでしょうか。

さて先週、かの国のインディアナ州マディソン郡が、ランサムウェアの犠牲者となってしまいました。

その1. 概要

感染が発覚したのは先週末でした。コンピュータのシステムがダウンし始めたそうです。職員たちは紙とペンで仕事をしなくてはならず、「80年代に戻ったよう」だと語っていました。

感染経路などは現在調査中のようです。金曜あたりから徐々にシステムがダウンされていったようです。

その2. 結果

マディソン郡は、結局身代金を支払うこととなりました。なお、バックアップは「導入中」だったそうです。遅きに失したということでしょうか。なお、身代金の額は明らかになっていません。

参照:Forbes Nov. 8

まとめ

昨年から今年の初めには、ランサムウェアの主要なターゲットといえば個人でした。ですが2月にハリウッドの病院が1万7000ドルの身代金を払ってから、病院や企業、学校など、あらゆるところのコンピュータがターゲットになっています。

今回マディソン郡はバックアップを取っていなかったことから、身代金を支払わざるをえませんでした。しかし、言うまでもなく、ランサムウェアに身代金を支払うことは推奨されていません。

ファイルが戻ってくる確証がないだけでなく、ランサムウェアをはじめとするサイバー攻撃の「優良顧客」とみなされ、第二、第三の被害にあう可能性もあります。

業務に大事なファイルは必ずクラウドか、可能であれば物理的に切り離された筐体にバックアップを取る必要があります。

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