こんにちは、BackStore です。
早くもハロウィン一色になってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は「クラウドバックアップのセキュリティ」に関してです。
シリーズになる予定です。今回は特に「データセンター」についてお話しします。
次回以降はバックアップソフトウェアがどのような対策をしているのか?どのような対策を取るべきなのか?についてお話しします。
その1. クラウドとセキュリティ
その前に、「クラウドのセキュリティ」に触れたいと思います。
少し前まで「クラウド?難しそう‥」というイメージでしたが、今ではかなり身近になったかと思います。
個人的に Google や Dropbox、iCloud を使用している人も多いかと思います。
(上記は全てストレージですね、弊社にも Jector というストレージサービスがあります)
ですが、ビジネスで使うとなると、やはり気になるのは「セキュリティ」です。
「クラウドはなんとなく危険そうだから導入したくない!」
という会社もまだ多い印象です。
が、クラウドを使用することによって却ってセキュリティが高まることもありますし、何より管理面、運用面の効率化やコスト削減などプラスの面は否定できません。
正しく理解し、自社にはどのようなソリューションが適しているのかを見極めることが重要です。
なお、総務省がクラウドサービスを利用する際のセキュリティ対策についての情報を出しています。
その2. データセンターのレベル
データセンターもピンキリです。
データセンターの信用度レベルを表す指標として、国際的に使用されている Tier レベルがあります。それに加えて、地震大国日本として気になるのは、データセンターの PML(予想最大損失額)です。
2-1. ティア レベル
Tier レベルはアメリカの民間団体(Uptime Institute)が作成したものです。データセンターの信頼性を表す基準として最も有名なものです。
レベルは1から4まであり、数字が大きいほど信頼性が高いとされています。
ですが、アメリカで作成されたものであるため、日本の実情とは差異がある部分もあります。
そこで日本データセンター協会が内容を修正したものを出しています。
(参照:データセンターファシリティスタンダードの概要)
2-2. PML
その建物が被るであろう中で最大規模の地震が起きた場合、その建物の補修にいくらかかるかを図る値です。
補修にかかる金額 ÷ 新築した場合にかかる金額 でだします。
つまり、この値が多ければ多いほど、地震が起き場合に補修が必要 = ダメージが大きい となります。
ここで重要なのは、「その建物が被るであろう中で」という部分です。
これには、建物の建築年数や高さなども当然考慮されますが、「立地」も同時に大きく影響してきます。
なお、通常の建物の基準は10%以下です。
最後に
なお、BackStore で用いているデータセンターは、どこに出しても恥ずかしくないものとなっています。
BackStore は東京と沖縄へバックアップしますが、やはりこの場合心配なのは「東京のデータセンター、地震が起きた時に大丈夫か?」だと思います。
東京のデータセンターはティアレベル4、PML 0.2% です。
沖縄もそれに準ずるレベルのものを使用しています。
詳しくは HP にも公開しておりますので、ご確認ください。
(参照:BackStore データセンター仕様書)
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