北大阪商工会議所・松本商工会議所様の導入事例詳細

北大阪商工会議所

北大阪商工会議所

全国に500以上の拠点がある「商工会議所」。地域に根ざし、企業経営に関する相談や検定試験の運営活動などを日本中で行っている。それら日本中にある商工会議所のデータの保護を、実はわずか2拠点の商工会議所が担っている。北大阪商工会議所と松本商工会議所だ。

この2つの商工会議所は、日本中の商工会議所のデータを守るだけでなく、サービス事業者としてバックアップビジネスを展開している。今回は、北大阪商工会議所の山下様、端山様、鍵村様にクラウドバックアップサービスを開始した経緯や、実際の運営についての詳細を伺った。(インタビューは北大阪商工会議所様にご協力いただいております。)

クラウドバックアップ事業開始の背景

ー どういった経緯で「商工会議所」がクラウドバックアップビジネスを開始されることになったのですか?

山下 様
そもそものはじまりは、東日本大震災に遡ります。震災後に、商工会議所として「いかに事業を継続していくか」を考える、BCP策定のワーキンググループが立ち上がりました。確か、震災の2〜3ヶ月後だったと思います。ワーキンググループでは、例えば安否確認だったり、食料の備蓄だったりと様々な観点を話し合ったのですが、これからの時代『データが大事だ』ということで、データの遠隔地バックアップをビジネスとして検討することになりました。その中で、私たち北大阪商工会議所と、松本商工会議所が運営元に選ばれて、具体的なサービス選定から日々の運用までを行うことになりました。

ー 500以上ある全国の商工会議所の中で、なぜその2つの拠点が選ばれたのですか?

山下 様
もともと私たちはワーキンググループとは別に、データのバックアップを自社でも検討していたからだと思います。また松本の商工会議所は、以前から商工会議所の会員管理のサービスの運営も行っています。サービス事業者として、彼らもデータ保護には強い関心があり、また立地的にも松本が東日本担当、北大阪が西日本担当と棲み分けもできていたので、この2拠点が選ばれたのは自然な流れでした。

サービス選定からバックアップビジネス開始まで

ー どのようにバックアップサービスを選定されましたか?

鍵村 様
国内外問わず、当時世の中に出回っていたありとあらゆるバックアップサービスを比較検討しました。例えばベンダー系のサービスだったり、キャリア系サービスだったり、調べられるものは全て調べました。そして多数のロングリストから10社程度のショートリストを作成し、約100個の検討項目を作り、具体的な選定を進めていきました。

ー その中で、なぜねこじゃらしのBackStoreをお選びになったのですか?

鍵村 様
サービスとして非常に優れており、分かりやすく、そして運営を行いやすそうだったからです。選定には大きな項目が2つありました。1つ目はエンドユーザーの目線。主に使いやすいかどうかですね。そして2つ目は事業者の目線。今回はサービスを利用するのではなく、自分たちでお客様への案内から保守まで行わなければならなかったので、運用の行いやすさは選定の中でも大事なポイントでした。

ー 実際、BackStoreは他のサービスとどのように異なっていましたか?

鍵村 様
まず1つ目のエンドユーザーの目線からですが、シンプルなUI/UXで分かりやすいというのが大きかったです。商工会議所も全国で500以上もあるので、ITリテラシーもまちまちです。ですので「誰でも使えるサービス」ということが非常に大事な要素でした。
また細かいところでは、テストした結果、重複排除の性能・安定性が他のサービスよりも秀でていたり、暗号化ソフトやアンチウィルスソフトに干渉しなかったり、またマルチプラットフォームに対応していたりと、お客様が既存の環境をそのままスムーズに導入できそうでした。

ー 事業者からの目線からはいかがでしたか?

鍵村 様
はい、バックアップ事業展開の見通しが非常に立てやすかったです。まずサービスが非常に分かりやすいので、お客様にも簡単に案内できるだろうと想像できました。あとサービスに関する情報が多かったのも嬉しかったですね。サービスマニュアルやFAQといった運用マニュアルが充実していたので、運用のイメージが鮮明に湧きました。そして最後の一押しは導入実績です。「実際に売れているサービス」の営業・運用ノウハウを全て教えていただけるとご案内をいただいたので、安心して事業を開始できました。

実際にサービスを開始して

ー 実際に他の商工会議所様にサービスを案内されてみて、反応はいかがでしたか?

鍵村 様
サービスのメリットと特徴がはっきりしているので、とても提案しやすいです。
お客様の要望もほぼほぼカバーできています。自社でもこのサービスを使っていますが、とても重宝しているので、自信を持って他の商工会議所にも提案できています。

山下 様
ただ実をいうと、まだ大きなプロモーションはしていないんですよ。
でも、売れている。初回の一斉案内の引合だけで、全国の500の商工会議所のうち約100の商工会議所からお申し込みがありました。それ以降も、コンスタントに引合中心で安定して販売できています。

ー いきなり一気に100社も!導入は大変ではなかったですか?

端山 様
サービス自体が簡単だったので、大部分はねこじゃらしさんに用意いただいたマニュアルを送るだけで対応できました。一度設定すればあとは自動的にバックアップされるので、手離れも非常に良いです。対応が必要となるのは、アラート通知が届いた時や、お客様がコンピューターを入れ替える時だったり、あとは初回導入にお客様が手間取ってしまった時ぐらいだと思います。

鍵村 様
お客様から問合せがあった時も、一次受けだけを行えばいいので、非常に楽をさせていただいております。分からない点は全てねこじゃらしさんに質問をさせていただいておりますが、サポートの方の回答が非常に早いので、お客様を待たせることもほとんどありません。しかも、ノウハウが蓄積されているからなのか、どんなケースでも的確に丁寧に、細かい手順と一緒に解決策を教えていただいております。あと、メールだけでなくて電話でも対応して貰えるのも嬉しいですね。

ー お客様の反応はいかがですか?

山下 様
それが、反応はほとんどありません・・・。
でも、バックアップサービスは、それがあるべき姿だと思います。意識しなくても、ほっておいても自動的に、自然にバックアップを行える。それがバックアップの理想像ではないでしょうか。例えば夜間にバックアップが終わるかどうかと心配したり、手順が多くて手間になってしまったり、万が一の際に復元手順が分からなかったり、そういう問題を抱えているバックアップは本当のバックアップとは言えないと思います。
そういう意味では、非常に好評を得ているはずだと思います。

今後の展開

ー 最後に、商工会議所として今後バックアップビジネスをどう展開していきたいか、将来の展望をお聞かせください。

山下 様
クラウドバックアップ事業を開始して2年。まだ大きなPRを行えていないので、これからは大々的に告知を行い、まずは全ての商工会議所に導入できるようにしたいです。
そして、少し大きな話になりますが、最近全国的にBCP対策の意識が弱まってきているのではないかと思うようになりました。東日本大震災からも3年以上経過したので、もしかしたら優先順位が下がってきているのかもしれません。しかし、災害大国である日本は、常日頃から万が一への備えを行わなければならない。それが法人企業の責務ですし、またそれを促すのが商工会議所の責務だと思っています。バックアップだけでなく、会議所としてBCP対策セミナーを行うなどし、日本の将来を守っていきたいです。

会社概要

北大阪商工会議所会社概要
社名: 北大阪商工会議所
本社: 大阪府枚方市大垣内町2-12-27
設立: 昭和23年4月17日
事業内容: 企業経営相談・情報提供ポータル運営・検定試験実施及び運営・福利厚生・労働保険事務組合・産業振興・環境対策 等

会社概要

北大阪商工会議所会社概要
社名: 松本商工会議所
本社: 長野県松本市中央1-23-1
設立: 明治41年6月6日
事業内容: 企業経営相談(専門相談、窓口・訪問相談、マル経融資、経営革新・総業・技術指導・事業助成、人材育成(研修会・セミナー講演会)) 等