高度な重複排除

サーバ特化型バックアップ(サービス名:Phoenix)はソースベースかつサーバ間をまたいだブロック単位グローバル重複排除を行います。サーバA とサーバB に重複するデータはバックアップしないため、ユーザには様々なメリットがあります。

概要

Phoenix はブロック単位のグローバル重複排除を行います。サーバや拠点が離れていても、同一組織内であれば、重複したデータブロックはバックアップしません。これにより、ローカルの容量が数十TB以上でも、クラウドへ転送する容量や保管する容量を最低限に抑えることが可能です。

コストを最適化

Phoenix は、このグローバル重複排除後の容量を課金対象としています。また、台数は無制限です。特に仮想サーバの OS 領域など、重複している可能性が高いデータをバックアップした場合、最大でローカル容量より 80% 近く削減できます。

帯域を削減

大容量のデータを WAN を超えてクラウドへ転送することは、コストやユーザビリティの観点から避けたほうが良いでしょう。Phoenix は永久増分型バックアップであり、かつこのグローバル重複排除機能により、クラウドへ転送する容量を最小限に抑えます。

また、いつでも管理コンソールからバックアップが使用可能な帯域上限を設定できるため、想定外の帯域を消費してしまうなどの事態を避けることができます。

コストを抑えて長期アーカイブを実現

組織内で変更のあったデータブロックのみをクラウドへ保存していくため、1世代あたりの容量を最小限に抑えることが可能です。従来型のフルバックアップ方式では 2、3 世代の保存が限界だった基幹サーバやファイルサーバも、十数世代保存できるようになります。
※圧縮率や重複排除率はデータや環境によって異なります