■導入サービス:BackStore(小容量向けバックアップ)
北日本石油株式会社は昭和34年、旧北日本石油株式会社の販売部門を継承し創立された。主な事業内容は石油製品の供給であるが、石油化学製品や太陽光発電など多方面での事業を展開し、「大きな変化の中でも収益を上げ続ける組織」として経営強化に励んでいる。創立50年を越えたのを機に、『次の50年も北日本石油』を実現するために、法人向けクラウドバックアップサービスのBackStoreを導入した。
上記の通り、同社は多岐にわたる業界での事業を展開している。
たとえばSS(サービスステーション)だけでも、自動車への給油だけでなく、整備や洗車、中古自動車や部品の販売、損害保険の代理業など、その業務は幅広い。当然、SSの顧客情報だけでも、膨大な量となる。もともと顧客情報の漏洩防止には細心の注意を払っていた同社であるが、東日本大震災をきっかけに、有事の際もデータ保持・復元ができるような、より安全なシステムはないかと探していた。
数ある法人向けクラウドバックアップサービスの中でBackStoreに決めた大きな理由は、ソフトウェアの使いやすさと費用対効果の高さの二つであるという。
まず一つ目の「使いやすさ」であるが、BackStoreは非常にシンプルなデザインと使用感で、特別な訓練や分厚い取扱説明書なしに、誰でも簡単にバックアップと復元することができる。また、マルチプラットフォーム対応で、どんなOSでも同じように使うことが可能だ。また、二つ目の「費用対効果の高さ」であるが、安全なバックアップシステムの構築を全て自社で行った場合の初期投資と維持費と比較して、容量による月額料金だけで済むBackStoreは、非常にコストパフォーマンスが高い。
同社では現時点で幸いにもBackStoreからデータを丸ごと復元するような事態はおきていないが、ヒューマンエラー等で起こった一部ファイルの復元は何回か経験し、日々増え続ける顧客情報の保持や業務内容のデータ管理を安全に保管できていることへの、安心感は計り知れないという。
たとえばパソコンがクラッシュしてしまったり、何かのきっかけでデータを消してしまった時、それを元の状態に戻すまでに要する時間と人件費を考えると、BackStoreの利用は仕事効率を上げているとも言えよう。
BackStoreなら、初回にバックアップ対象ファイルを選択し、バックアップ頻度のスケジュール等を決めるだけで、大切なデータをきちんと管理・保存することができる。クラウドサービスなので、HDDの増設も無用だ。 同社ではBCP(事業継続)対策として、今後もBackStoreの利用を継続し、顧客データ管理や社内のデータ管理を徹底していく方針だ。
※本事例の記載内容は取材当時のものです。
社名: | 北日本石油株式会社 |
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本社: | 東京都中央区日本橋蛎殻町1丁目28-5 ヒューリック蛎殻町ビル |
設立: | 1959年9月16日 |
代表者: | 渡邉 勇人 |
事業内容: | 石油製品の販売、輸出入、加工・自動車の検査、修理、洗車・内航船舶の貸渡し業ならびに船舶、車両による運輸、新車中古車の販売 等 |
HP: | http://www.kitanihon-oil.co.jp/ |